紹介状と先の病院から分けられた検体を持って、弟を連れ総合病院へ。

検体の検査はまだだからはっきり診断を下すことは出来ないにしても、その場で行った超音波検査では、今のところリンパに転移はなさそうとのこと。

甲状腺癌は大きくなるのがゆっくりなため、健康診断でわかったのは一年前にしても、いつからあったかとなると20年30年前の可能性もあるそうで、そうなると両親の癌より先ってことになるなあ。
そこは診断のしようもないけれど。

ふたつある腫瘍のひとつは癌診断なのだけど、もうひとつは来週の組織をとる検査。
どちらも癌だと甲状腺の全摘。
今診断されてるだけなら、7割くらい?

癌にも種類があって、今のところ甲状腺乳頭癌との診断。
9割がこの診断になり、いちばん悪性度の低いもの。
今日聞いた話だと、元の癌が甲状腺の場合、転移があっても比較的ゆっくりなんだそう。
ので、検査の結果にもよるけど急いで手術しなくちゃってわけでもないらしい。

うち、両親とも肺癌だから肺に転移がありませんようにと思ったのは私だけではないみたいで、転移がないとしたら悪性度が低いにしても甲状腺の癌を取ってしまえば、肺転移のリスクも下がるんですね?と弟が言う。

どちらにしても私は、余計なものならさっさと取ってしまいたいと言ったところ、12/24なら空いてますが…と言われたけど、来週じゃん。
そんなクリスマスイブ嫌だから、年明けにと。

来週の検査が終わったら、手術日を決めよう。
いらんもんをいつまでも体におきたくない。

今日の話では、今のところ深刻ではないようでそれだけは嬉しかった。

弟も少し気が楽になったようでそれもよかった。

両親に次いで(母は元気なんだけど)私もだなんて、弟が可哀想だもの。

しかし、今回の件で思ったのは、ある日突然癌患者になるんだなあってこと。
私もそうだけど、日本人の二人に一人は癌になるって言われたって、他人事のような気がしていたもの。

でもみんなそう思っちゃうよね。思いたいしね。